In to the moratorium

~農学院生のブログ~

研究者とミュージシャンは似てる。

研究者とミュージシャンって職業として前々から似てるなと思っていた。 

 

まずどちらの仕事もその成果として世に明確な作品を示さなければいけない。

研究者には論文があり、ミュージシャンにはアルバムという明確な評価単位がある。

(洋楽は一般的にアルバムがミュージシャンの作品の単位として評価される。邦楽は曲単位で評価されることが多い印象)またそのスパンが1~3年に一度ということや自分の作品として将来ずっと残っていくものを世の中に示さなければいけないという点でも似ていると思う。

 

もう一つ似ていると思う部分は仕事を進めていく過程で常に一人で進めていかなければならないという点だ。これは「創作」を生業としている仕事全般に当てはまることだが、ミュージシャンも研究者も自分の仕事をどのように進めて最終的に何を残すのか判断しなければいけないのは常に自分だ。その過程には常に孤独と不安が寄り添っていくのではないだろうか。最終的に出来上がったものが世の中から認められなくてもだれのせいにもできないし、正解のない未開拓の対象を相手にしなければならないので自己満足という基準で自分を信じて判断していかなければならない。

 

やっぱり研究者とミュージシャンは似ている。

 

このことは自分の周りの研究者(大学の先生が主)や普段音楽ばっかり追いかけているのでそこで好きになった多くのミュージシャンを見て思った次第です。

 

ちなみに僕はどちらも本当にしんどい仕事だと思うんで、自分がなりたいとは思わないですねー。